お客様インタビュー|そら動物病院様(獣医療業)
お客様インタビュー 更新日: 2025.10.14

今回は、静岡県浜松市で地域に根差した獣医療を提供する「そら動物病院」様にお話を伺いました。「空のように大きく温かい場所でありたい」という理念のもと、動物と飼い主、そしてスタッフを笑顔で包み込むための取り組みをされています。2024年の病院移転を機に太陽光発電システムを導入された院長の岡田様に、その背景にある想いや今後の展望についてお聞きしました。
「家族」の一員としてサポートする
(スマートブルー担当者 以下、SB担当者)
本日はよろしくお願いいたします。先生の病院は、動物たちを非常に大切にされている印象です。何か特別なこだわりがあるのでしょうか?
(そら動物病院長 岡田様 以下、岡田様)
よろしくお願いします。最近はペットというより「家族」として動物を迎えている方が本当に多いです。私たちもそのお気持ちに寄り添いたいと思っておりますので、例えば診察に来た2匹の動物を「お二人」と呼んだり、人と同じように接することを心がけています。大事な家族の1人として接していると感じていただけるように、言葉遣いには気をつけていますね。
(SB担当者)
病院の理念である「空のように大きく温かい場所」という言葉にも、その想いが表れていますね。
(岡田様)
そうですね。飼い主さんと動物、そして働くスタッフもみんな笑顔で包み込めるような場所でありたい、という想いを込めています。

(SB担当者)
ホームページで拝見したのですが、「家族の一生のトータルケア」という中で大変な点や大事にしている点などございますか?
(岡田様)
大事にしている点については、初めて飼う方が多いので、幼齢期の接し方や、ワクチン・お薬などの健康についてお話しするようにしています。また、家族の一員として健康管理の面でのサポートも行っています。人間で言う「人間ドック」を、わんちゃん・ねこちゃんにも「わんドック」「にゃんドック」としてお勧めしています。そうした予防医療を行うことで健康寿命を延ばしていくという点も大事にしています。
しつけ教室は飼い主さんのために
(SB担当者)
治療だけでなく、トリミングやしつけ教室といったトータルケアにも力を入れているのが印象的です。
(岡田様)
はい。しつけ教室やトリミングも行っています。
病院側としても健康チェックができたり、オーナーさんとしても病院に足が運びやすいことで、ちょっと気になったことをスタッフに話せるような関係性を築いていくことが、予防意識や健康意識の向上にもつながると思います。
また、健康だけでなくしつけも重要で、特に子犬の時期のしつけがとても重要です。
最初にしっかりとした関係を築かないと、噛んだり吠えたりといった問題行動につながり、最悪の場合、飼育放棄されてしまうこともあります。それを防ぎたいという想いが強いです。
(SB担当者)
なるほど。しつけは動物のためにあるものだとばかり思っていました。
(岡田様)
正直に言うと、しつけは飼い主さん、つまり人間側の意識を変えるためのものなんです。動物は元々フラットな状態です。それを良い方向にも悪い方向にも導くのは飼い主さん次第です。

導入の決め手は「災害への備え」
(SB担当者)
今回、病院の移転に伴い太陽光発電を導入されましたが、一番のきっかけは何だったのでしょうか?
(岡田様)
やはり災害対策、BCP対策が一番の目的です。静岡は地震が多いと言われていますし 、以前のテナントで診療していた時、台風で1週間ほど停電してしまい、何もできなかったという無力感を味わった経験もあります。
災害時の獣医療はどうしても後回しにされてしまいます。
人命救助が優先されるのは当然ですが、ペットを連れて避難所へ行けないことから、自宅待機を選ぶ飼い主さんも多いです。持病を持つ子や点滴が必要な子もいますから、病院の機能が完全に停止してしまうと、命に関わります。そうした方たちのために獣医療を提供できる体制を整えたい、という想いが強くありました。
(SB担当者)
環境問題への意識もあったのでしょうか?
(岡田様)
はい。娘が小学校でSDGsを学んできて、その話を聞くうちに意識するようになりました。企業として何かできることはないかと考えたときに、太陽光発電が思い浮かびました。

「フットワークの軽さ」が決め手に
(SB担当者)
太陽光発電の導入にあたって、複数の会社を検討されたかと思いますが、最終的に弊社を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
(岡田様)
そうですね、何社かお話を聞きました。決め手は、フットワークの軽さですね。気軽に話ができて、いろいろと細かいところまで相談に乗っていただきました。
こちらに足を運んでくださったり、反応が早かったです。メールの返信などもそうですが、そのスピード感がありがたかったですね。金額面では他社さんと大きくは変わらなかったと思いますが、そういったソフト面での対応や、一生懸命さが伝わってきたのが良かったと思います。

導入後の変化と今後の展望
(SB担当者)
実際に導入されてみて、いかがですか?
(岡田様)
毎朝アプリで発電量や使用電力量を確認するのが日課になりました。これまで意識していなかった電気の使用量を「見える化」できたのは大きいですね。夏場など、以前は電気代の請求額に驚くこともありましたが、太陽光発電のおかげで振れ幅が抑えられ、経営的にも助かっています。
(SB担当者)
最後に、今後の展望についてお聞かせください。
(岡田様)
災害時には、この病院が地域の方々のための拠点になれたらと考えています。獣医療の提供はもちろん、せっかく蓄電池も導入したので、地域に貢献できる使い方をしていきたいですね。そして、動物たちが生まれてから最期の時まで、飼い主さんと共に幸せな一生を送れるよう、これからもトータルでサポートしていきたいです。
(SB担当者)
本日は貴重なお話をありがとうございました。





