事例インタビュー|株式会社しんあい様(介護施設)|静岡県静岡市

事例インタビュー 更新日: 2024.05.17

静岡県静岡市で複数の介護施設を運営されている株式会社しんあい様。
この度、運営施設の1つであるサービス付き高齢者向け住宅「しんあいホームてぐみ」に自家消費型太陽光発電システムを導入していただきました。
そこで、しんあいホームてぐみ管理者の大井様に太陽光発電システムの導入の理由や設置後の効果などをうかがいました。

事業内容

当社は、地域密着型の介護施設を複数運営しています。
このうち、今回、自家消費型太陽光発電システムを導入した「しんあいホームてぐみ」は、定員27名の住宅型の入居施設で、24時間365日、スタッフが常駐しています。

当社の理念でもあります『あなたらしい暮らしをずっと。』つまり、入居者様の、その人らしさを重視した暮らしを支援することを大切にしている点が当施設の特徴です。
当施設は介護施設ではありますが、お住まいでもありますので、ご家族やご友人が気軽に訪問されて入居者様と一緒に過ごされたり、また、入居者様がご家族やご友人と一緒に外出されることもあるなど、施設の内外を気軽に行き来していただいています。

しんあいホームてぐみ外観しんあいホームてぐみ 外観

導入検討のきっかけはご利用者様に安心していただくためのBCP対策、電気代の節約、加えて地球環境対策への寄与

当施設に自家消費型太陽光発電システムを導入することを検討したのは、第一に、停電時にも電気が止まらず、入居者様により一層安心して過ごしていただける環境を整えたかったためです。

住宅型の施設では24時間365日、空調と照明が欠かせません。介護を要する方々の日々の暮らしを支えていくためには、大地震や風水害などの非常事態に備える対策の更なる強化が必要だと考えていました。

そのため、非常用の自立コンセント2口を2式付けていただいています。停電になり普段どおりに電気が使えなくなっても、太陽光発電の電気を使えるようになり、BCP対策を強化することができました。

第二に、電気代の削減があります。近年、電気代が高騰していますが、それを節約すれば、その分を入居者様が更に快適に過ごしていただくための費用に充てることもできます。

第三に、地球環境対策への寄与があります。当社は地域密着企業ですが、半面、地球市民でもあります。太陽光発電システムの導入により、極々僅かではありますが、二酸化炭素の排出を抑制し、地球温暖化防止に寄与することは企業の社会的責任の一つではないかと考えています。

 

導入時の不安や気になった点

当社の施設に自家消費型太陽光発電システムを設置していただくのは初めてのことですので、非常時に本当に活かされるのか、停電になって皆が大慌てしている中で自立型コンセントがうまく使えるのかなど、何も知らないため漠然とした不安がありましたが、発電システムについて丁寧な説明をいただき、この不安は解消されました。

設置工事については、当施設の運営を継続しつつ工事を行うことになりますので一抹の不安がありましたが、その都度「今から作業に入らせていただきます」と丁寧にお声がけいただき、入居者様や近隣の方々から工事や作業に対する苦情はありませんでした。
特に、当施設は24時間365日稼働のため、工事における停電作業を日中の3時間に限定して行うなどのご配慮をいただきました。停電作業中は入居者様には食堂に集まっていただきましたが、普段とは違う内容の会話が自然に生まれたり、いつもと違う音楽を流したりしたことで、入居者様同士で新鮮な雰囲気を感じていただける機会になり、全く問題はありませんでした。むしろ短時間の停電は、前向きな防災訓練として捉えることができました。

今回の自家消費型太陽光発電システムの導入では、各種の補助金や税制減免措置を活用しました。その内容や手続は煩雑で手間がかかるのではないかと不安でしたが、親切に教えていただき、これらの措置を受けることができました。丁寧な対応に感謝しています。

しんあいホームてぐみ太陽光発電パネル太陽光パネル

太陽光発電設置後の効果

太陽光発電を導入してから現在まで幸いにも停電が起きたことはないため、第一の目的であります停電時の効果は分かりません。ただ、いざ施設で電気が使えない状況になったときのために備えてあることをBCP対策の中に盛り込み、安心感が得られています。

第二の目的であります電気代の節約については、導入3か月の商用電気購入量は前年同期より約20%減少し、電気料金は燃料調整費が低下した影響もあり前年同期より約50%減少しており、当初の見込みを上回る電気代の節約効果が得られました。

第三の目的であります地球環境対策への寄与については、太陽光発電量に二酸化炭素の排出係数を乗じて試算しましたら、導入3か月で二酸化炭素排出量が約2.6トン(2.6t-CO₂)削減でき、微力ながら地球環境のため二酸化炭素の削減に貢献できました。

 

今後の展開

数年後にはインフラ整備や太陽光発電とは異なる様々な設備が発展、進化していくと思います。当社でも時代についていけるよう、必要な設備を活用してメリットを得ていきたいです。今後も介護福祉の思いと地域のお役に立っていくという気持ちを大切にしながら、多角的な視点を持って事業を展開していけたらと考えています。

しんあいホームてぐみ

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