Products / Service 取扱製品・サービス

Photovoltaic
太陽光発電

太陽光発電はこれまで2012年から開始された固定価格買取制度(FIT制度)による、
発電した電気を電⼒会社に売る「売電事業」が盛り上がりを⾒せ、今や再⽣可能エネルギーの柱と⾔えるまでに成⻑しました。
しかし、近年FIT制度下における売電単価が下がってきたことから、「売電事業」⽬的の太陽光発電は以前より利益率が低下してきており、
かわって発電した電気を⾃社で消費する「⾃家消費」型の太陽光発電が、
電気料⾦の値上がりや利益率も非常に高いことから、主流となりつつあります。

また、自己託送を利用したコーポレートPPAに代表される、
民間同士で独自に電力の「相対取引」を行うといった新事業も生まれてきており、
FITに頼らない非FITのビジネスモデルが政府の思惑も含め
これからの再エネ業界に求められています。

Feature太陽光発電の特徴

  • 1.低コスト

    太陽光発電はアメリカで1954年に発明されたとされ、日本においては1970年代のオイルショック以降に商用の技術開発が始まりました。その後、2012年のFIT制度スタートにより導入が加速度的に進み、世界では日本に先んじてFIT制度を始めていた国も多く、2000年代から導入件数が増え始めるとともに、現在に至るまで急速な技術発展を果たしてきました。太陽光発電パネルの価格は10年前に比べ約5分の1以下、5年前と比べても3分の1と、技術発展と市場の成熟から低コスト化が進んでいます。

  • 2.⻑寿命

    太陽光発電パネルの構造はいたってシンプルで、その寿命は30年以上とされています。元三洋電機株式会社社⻑の桑野⽒が1992年に⾃宅屋根に設置した太陽光発電の話は有名で、現在まで約30年に渡り発電し続けています。こうした実例からも太陽光発電の⻑寿命がうかがえ、⻑期間に渡って稼働することでさらにコストを低減します。

  • 3.遮熱効果

    屋根に設置する太陽光発電では、直射⽇光が屋根に当たらなくなるため室内の温度を下げることができます。これによりエアコンの使⽤頻度を抑えられ、電気代の削減効果が期待できます。それだけでなく、冬場は放射冷却を抑制するため室温の低下を防ぎます。夏場は涼しく、冬場は暖かくを実現します。

  • 4.補助⾦と税制優遇

    ⾃家消費型の太陽光発電の設置導⼊には国や各⾃治体から補助⾦、助成⾦が⽤意されています。FIT制度を使⽤する場合には補助⾦はありませんが、⾃家消費が前提であれば初期費⽤のうちいくらかが補助・助成されます。
    税制優遇では、FIT制度を使⽤する場合には適⽤されない100%即時償却、または10%の税額控除のどちらかを選択できます。補助⾦活⽤と合わせればさらに投資回収を早められ、節税にもつながります。

Products取扱い商品例

太陽光発電パネルのメーカー選定には、国産か海外産かという議論があります。国産とは日本企業によって日本国内で製造されたパネルを指し、世界に先駆けて高品質な製品の量産に成功し、競争力のある市場を形成してきました。しかし近年では、日本国内でのパネル出荷量が落ち着いてきたことやグローバル展開に長ける海外メーカーとの競争激化から、開発費の削減や撤退をする大手国内メーカーが相次いでいます。一方で海外メーカーはグローバルな資本を背景に研究開発を強め、価格だけでなく性能と品質でも国産を凌駕するメーカー、製品が出てきており、今や国内メーカーが必ずしもベストチョイスというわけではなく、中国や韓国で製造されたパネルの方がより安くより高性能なのが現状です。

弊社では、ジンコソーラーとカナディアンソーラーという全世界で実績のある2つのメーカーを主に取り扱っています。また、国産メーカーとしてはソーラーフロンティアなどを取り扱っています。これ以外にもお客様からのご要望があれば、国内外問わず多様なメーカーの取扱いが可能です。

  • ジンコソーラー

    2016年から2019年まで4年連続で単年出荷量世界⼀のメーカーです。累計出荷量は55GW、2017年時点でのグローバルシェアは10.4%と、業界を牽引するトップメーカーです。2019年には会社としての最⾼利益額および最⾼出荷量を更新しており、健全な企業運営の上に着実に実績を重ねています。
    太陽光発電パネルの変換効率は単結晶、多結晶どちらもトップクラスで技術的にも優れています。保証は業界⽔準の出⼒保証25年、製品保証12年が付いており、保証も充実しています。
    施⼯店としての視点で⾒ると、他のメーカーよりも価格が安くかつ性能も⾼いため、提案がしやすいメーカーです。また、太陽光発電パネルを製造するメーカーは、⼤⼿でも単年⾚字が続いている企業が多いのですが、ジンコソーラーは直近決算で最⾼利益を達成しており、安⼼して提供できるメーカーです。

  • カナディアンソーラー

    カナディアンソーラーはカナダのオンタリオ州に本社を構える、累計出荷量40GWを誇るメーカーです。イギリスの市場調査会社IHSが⾏った市場調査において、顧客満⾜度第1位を獲得しました。
    数ある海外のメーカーの中でいち早く⽇本市場に参⼊し、⻑年に渡り住宅⽤や産業⽤など幅広く⼿掛け、国内でも着実に実績を積み重ねています。
    2018年の調査では、⽇本国内での出荷量が海外メーカーでありながら第2位となったことから、⽇本においても確かな信頼を獲得していると⾔えます。
    施⼯店の視点として、業界の中では⽼舗と⾔われる部類で昔からよく⾒かける、取り扱ってきたメーカーですので馴染み深さがあります。性能、価格、保証、実績、すべてがトップクラスでジンコソーラーと並び、安⼼して提供できるメーカーです。

  • ソーラーフロンティア

    ソーラーフロンティアは出光興産の100%子会社で、2006年に創業しました。本社は東京にあり、製造もすべて日本国内で行っている数少ない純国産パネルの供給メーカーです。
    ソーラーフロンティアの特徴は現在のパネルの主流であるシリコン系ではなく、CIS(銅・インジウム・セレン)を使用した化合物系だということです。シリコン系に比べ発電効率は劣りますが、熱と影の影響を受けにくいため高温や曇りによる発電ロスが少なく、実際の発電量が高いことが特徴です。
    施工店の視点では、実際の発電量はシミュレーション値よりも確かに良く、導入されたお客様からも想定より発電量が良いと喜んでいただいております。今となっては数少ない純国産のメーカーであり、出力保証・製品保証ももちろん充実しており、国内メーカーを希望されるお客様におすすめです。

Maintenanceメンテナンス

太陽光発電のメンテナンスはガイドラインで義務付けられています。太陽光発電パネルは構造上、30年以上に渡り発電することができますが、安心安全かつ効率的に運用するためには定期的な点検が不可欠です。

弊社では太陽光発電パネルや架台、パワコン、集電箱などの目視、指触、操作による点検および機器を使った電気的測定、ドローンを使った赤外線検査などを行っています。また、発電量不良やパワコンの故障、トラブルなどを確認した際の現地対応を行っています。

メンテナンスは設備を長期に渡って効率的に運用するために行いますが、太陽光発電は電子機器の集まりですので、どうしても経年劣化が生じてしまいます。そこで近年、劣化してしまった機器を交換することで、発電性能を高めるリパワリングが注目されています。例えば、パワコンやケーブルを最新のものに交換することで変換効率を高めたり、パワコンまたはパネル単位で発電効率を最大化させるオプティマイザーを導入したりなど、保守点検だけではないメンテナンスの重要性が高まっています。

Warranty & Insurance保証と保険

  • メーカー保証

    機器の故障や性能低下を補償します。メーカーによって多少異なりますが基本無償で、太陽光発電パネルには出力保証25年、製品保証12年が付いています。パワコンは基本10年で、メーカーによっては有償で15年、20年まで延長が可能な場合もあります。発電量を監視するモニターは1年、遠隔で監視するシステムは10年、架台には10年がメーカー保証としてそれぞれ標準で付いています。

  • 民間保険

    メーカー保証で補償される範囲は限定的ですので、民間の火災保険や動産保険に加入されることをおすすめします。近年多い台風や竜巻などによる被害は全てカバーでき、ほとんどのケースで修繕に要する期間の事業補償も適用されます。逆にカバーできない事態は地震、津波、テロ、戦争、故意によるものなど、どうしようも対処できない場合です。加えて、台風で太陽光発電パネルが飛ばされて、近所の民家の窓ガラスを割ってしまったといった賠償が発生するような事態に備える意味で、賠償責任保険に加入するケースもあります。

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